元祖スピリチュアル科学を地で行くXCIですが、私たちの原理原則の一つに「行動(力)」、「現象化(力)」みたいなものがあります。 じつはいくつものヒーリングプログラムの結果として求めているのは行動であり、行動の結果としての現象です。 どのような現象を引き起こすか?という現象学としてのスピリチュアリティを初めから最後まで貫いていますが、それをはっきりと行動原理論として体系的に伝えたことはありませんでした。(授業ではちょくちょく話すことがある) これは実際には「行動科学としてのスピリチュアル原理入門」みたいなオタク向けの本が一冊できそうなくらい実に多量の注釈を加えることができるのですが、そんなことやっていたらこのブログがそれだけで埋め尽くされそうなのでここでは日本での本部活動が終了するこの年末というタイミングにちょこっとだけ紹介したいと思います。(というのも、XCI orgの国際プログラムではそれをメインに扱うからです) 私達が「スピリチュアルは行動科学である」と定義している理由も、ここでわかります。 Article 0 : スピリチュアルリーダーってどんな人たち? むかしから、大手のスピリチュアルリーダーやミステリースクールの活動家たちは非常にアクティブであったことで知られています。 今はなかなか社会環境的にそうでもないので、聞きなれないかもしれませんが、当時はヒッピーという呼称で呼ばれていた人たち―豊田勇造さんや、南正人さんなどがまさに今我々がスピリチュアル活動をしている中で直接歴史上の流れの中で前衛を任されてきたような立場にあります。 スピリチュアル領域でいう「アセンションリーダー」とは常に変革リーダー(チェンジリーダー)ですので、当然社会との軋轢の中で相当揉まれながら生きている人が多いですね。 例えばスピリチュアル活動でチェンジリーダーとして有名な人物は色々ですが、マハトマガンジーやマザーテレサなどは日本ではお馴染みの例と言ってよいでしょう。 イエスキリストもユダヤ教の中でも特に類まれな天才的な人物であると同時に、チェンジリーダーとして非常に苦しい人生を送った一人です。 では今もチェンジリーダーはそういった軋轢の中で揉まれて殉教者や聖人にならなければならないかと言えばそうでもないのが実態で、この50年くらいで人類全体での知的水準は流石に2,000年前のローマよりはイデオロギーも認識のレベルも高いのでそこまで殺伐とはしないでしょう。 直近でスピリチュアルリーダーと呼べたのはスティーブジョブズでしょうけど、色々あったにせよ宗教裁判にかけられて死刑にはならなかったですからね。 Article 1 : なぜそこまで行動が大事なのか? なぜスピリチュアルが行動学であると言い切れるのか? それは100論じるより図を見ていただいた方が速いでしょうから作成してみました。(すごい雑ですが・・・) まずご覧いただきたいのがこの図。実はスピリチュアルの概念の内、これらは基本中の基本項目になるので、国際プログラムの入門体験コースで詳説予定です。 当然数値は体感覚レベルなので人間が知覚できる事象レンジと比較して各セクターの要素値がどのくらい少ないのか、とか、そもそも知覚できたとしても認識に上がって行動に反映するに至る分量としては極めて小さいのだということがここでは最も重要な共通認識です。 つまりここの節で大事なことは、 人間が知覚してから行動に移す量は匙一杯分に満たない。 という真理を知っておきましょう。ということです。 これを頭に置いた上で、次のスライドを観てみましょう。 これは、よくあるヒーリングクライアントさんのケース。 小さい頃に虐められていたとか、親から虐待を受けていた人などにありがちな、他人に対する極度の恐怖症を持っている人の行動パターンと現象との関係性を明記したものです。 次にヒーリング後どうなるか観てみましょう。 一番ヒーリングによって変わるのは「Recall=想起」する部分です。 統合ヒーリングや透視ヒーリングなど呼称は別としてもヒーリングと言うことはこの想起にアプローチして認識に上がる前のプロセスを調節するのが仕事ですよね。 このRecallが変わることに因り<選択肢>がこれまでと違った集合になります。また派生効果として考える際の自己破壊性なども同時に癒されるため考え方も健全になりやすい傾向にあります(ヒーリングした後に比較的精神状態が落ち着きやすいことの一つの要因)。 勿論地頭や思考力などの学力に依存することもままありますが、基本的に悪い方に考える癖がなくなります。或いは、週勘定の考え方が悪いかどうかは別としても、よりよい未来に方向をシフトしやすくなるので、選択する幅が変わるだけでなく基準や実行内容まで変わるのが通例です。 重要なのはここまで。 その後はヒーリング前も後も変わりません。 よく、ヒーリングをするとすぐにお金が入るんですか、という質問がありますが違います。行動から現実が変わるプロセスは宇宙の原理原則が働いているので我々ヒーラーではどうしようもありません。 私達ヒーラーがお手伝いできるのは行動による選択の結果、もっと言えば選択の仕方や方向性をより良い方向に導くというコンサルティングやコーチングの業務にきわめて近い性質にあります。 さすがにエネルギーワークをしたからといってすぐにお金がわんさか入る、ということはありませんし保証しかねます。 ただし、このプロセスワークを考えれば「お金が入らなくなる理由」はわかったり、「お金が入らないようにしている自分の思考の罠」を解くことは通常の心理カウンセリングなどよりも効果的であると考えて先ず間違いありません。その結果として前よりも収入が増えた、ということは自ずと生まれます。 行動の結果、というところは変えられませんが、選択の結果の行動の前段部分を変えることは可能であるという事を同時に示しているわけです。 ここでこれらのことの一般論としてまとめます。 一般化すると概ね上図の通りで、これは実はヒーリング体系全てに通じる原理原則でもあります。というか、これに当てはまるかどうかでスピリチュアルヒーリングが成功しているかどうかが大体バレてしまいます。 変えられるのは現実そのものではなく、その人の思考パターンや行動選択のパターンだけだということです。 言い換えれば、ヒーリングをしていると行動選択のパターンが変わるはずです。ですので、行動選択のパターンが変わっていないという事は、ヒーリングが足りていない部分だという事が明らかになるわけですね。こうやってトレース&クリアリングしていくとスピリチュアルが行動科学であるという私たちの理念もご納得いただけたのではないでしょうか? Article 2 : 門下生の方やスクールに協力していただいていること。 以上のお話でスピリチュアルで成果を出すことが如何に行動を変え、そして現実を変えるパワーは本人に依存しているかということもお分かりいただけたと思います。 上記図説を読めば、説明しなかったこと、例えば、物理レンジで頑張るべきことと、スピリチュアル(精神)レンジで頑張るべきことの違いがはっきりしたり、今自分が置かれている状況と照らした時にどこの段階で躓いているかも把握できるようになるはずです。 ところで、パートナースクールやうちの門下生のヒーラーさんによく「理屈はともかく行動してください」とお願いしています。なぜ? それはヒーリングを受ける方々に提供する価値だからです。 …
